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2011/04/23

季節物をやっと押さえました

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季節ごとに抑えておきたい海の姿がある。

アマミスズメダイの幼魚はその代表格で春には是非押さえておきたい一品。
僕も毎年、飽きることなくカメラを向けている

少々遅くなったけれど、今年も無事押さえることができたよ。
今年はワイド撮影にはまっていて、マクロ撮影をしたのはこの日がお初。
水温が例年よりしばらく低めの日が続いていたこともあって、押さえるのが遅くなってしまったよ。

場所は、米原ビーチからエントリーして礁斜面を降りた水深15m~20mほどのところ。
いつものようにいつもの場所でいつもの者に出会うことがきるとホントほっとするね。

帰りには、米原ビーチのリーフ内で、僕の大好きなクロスズメダイの幼魚にも会うことができた。

オニヒトデ、土砂流入等々いろいろな環境圧力を受けつつも、お魚さんたちは水温の上昇とともに、活動を活発化させてきてるよ。
そういう自然の営みを是非、是非、皆様も自分の目で観察してみてね。

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2011/04/21

僕とサンゴの静かな世界

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春の大潮とその前後は昼間に大きく潮が引く。
こんなときは自然光でサンゴの写真を撮るチャンスがたびたびあるよ。

昨日は、干潮時の水位がマイナス数cm。
風は北東で5m程度。
そして晴れ。

こんな時は、ただのサンゴの写真ではなく、水面鏡に写るサンゴの姿をゲットする絶好のチャーンス!!

シュノーケルで、風が当たらずきれいなサンゴがある場所を探す。
少しでも水面が揺れると鏡面の像は崩れてしまう。
そうならないよう風影を探し、風の息遣いを感じ。
じーっとサンゴを眺め。
静かにシャッターを押す。

そうすると上の写真のような不思議な世界にサンゴと一緒に入り込めるよ。
とても平和でとても静かな小さな小さな世界。。。。。。

・・・・・・・・・

ちょっと状況を説明すると、マイナス水位まで潮が引くと、下の写真のように、サンゴの上部が露出するのです。

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レンズ半分を水に漬けて、半水面で眺めてみると、こんな感じ。

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水面鏡にサンゴを映しつつ、半水面で空を入れると、これはこれで不思議な世界が現れる。

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こっちは別の場所の写真。
水面が風や波で揺れると、像は崩れてしまう。
でも、ちょっと面白いかも。
サンゴも緑や紫があって綺麗だよね。

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空と水面とサンゴと。。。。

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2011/04/18

太陽と、サンゴと、シマハギと

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大きな地図で見る

先日は、米原ビーチのリーフエッジへのオニヒトデ等の状況を報告したけれど、今回は、その近くの僕のシュノーケリングフィールドのオニヒトデ等によるサンゴの被害状況を報告するよ。

その日は、穏やかな南風で、最高気温は27度に達し、まさにシュノーケリング日和。
陽光の下で海が青くキラキラと光っていたよ。

普段は僕が遊んでいる場所をブログに具体的に記述していないんだけど、今回はちゃんと記そう。
そうしないとどこが傷んでいるのか伝わらないからね。

米原ビーチの西隣にあるビーチ正面のリーフエッジは、通称「荒川」と呼ばれているダイビングポイント。
ここからエントリーして、リーフエッジ沿いに西に向かって泳ぎ、あるいは流れ、最後にヤマバレ川河口のリーフエッジからエキジットするというのが、僕のお気に入りのシュノーケリングのコースだ。

エントリーしてすぐに気づくのが、ここもオニヒトデ等によって多くのサンゴが無くなっている事。
どうやら彼らは、テーブル状、盤状の形状のサンゴが好みらしく、こうしたサンゴはほぼ全滅といってよいだろう。

このあたりは、もともとそんなにサンゴの被度が高いところではないので、米原ビーチのリーフエッジほどの変化には感じられないけれど、被害を受けていることは間違いない。

ヘラジカのツノのような形をしたハナヤサイサンゴは、ポツポツ残っており、どうやらオニヒトデはこうした形状のものは好みではないようだ。

荒川からヤマバレ川河口までずーと流していって、どこも同様に被害を受けていた。

また生き残っているサンゴの裏を覗くと、お約束のようにオニヒトデが張り付いていた。
ただ、米原ビーチのリーフエッジでみたオニヒトデより、1回りほど小さいように見えた。

このコースの中では、ヤマバレ川の河口部分が白眉で、枝サンゴ、テーブルサンゴともに見事に発達し、美しいサンゴ景観を見せてくれる場所だったんだけど、ここも見る影もなかった。

テーブルサンゴがボロボロになり、あるいは藻が繁茂し、枝サンゴはバラバラに砕けていた。

このようなサンゴの被害状況は、果たしてオニヒトデの影響だけなのだろうか?

たとえば枝サンゴの砕け方はオニヒトデというより、物理的な影響を感じさせたし、その砕けたものが再生していないのは再生・成長を阻害するなんらかの要因があるからではないかと思うのだ。

昨年の秋には季節はずれの大荒れの海況が続いた。これで砕けたものもあるだろう。
その後、歴史的な豪雨によって大量の土砂が川から流れ込んだ。この土砂の堆積はサンゴの成育にとくに大きな影響を与えたのではあるまいか。
それにオニヒトデの大発生が重なり、弱ったサンゴがここまでやられてしまったのでは????

このあたりのことは、モニタリングポイントをつくり、土砂の堆積具合や水質調査等を積み重ねていかないと明らかにならないことで、ここで騒いでいても詮無いことではあるのだけれど。。。。

ところで、このシュノーケリングコースの途中には、シマハギの大群が群れている場所がある。
今回も、彼ら彼女らはいつものように大量に群れていた。
岩肌の藻類を食べている種の生息にはどうやら影響が出ていないようだ。

このことがいいことなのか悪いことなのかよく解らないけれど、とてもほっとする出来事だったよ。

2011/04/15

4月のコブシメランド

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4月に入ってからもコブシメランドは熱いよ。
でも、3月の後半に比べるとちょっと落ち着いてきた感じかしら。

安定した身体の大きなペアが2組。
くっついたり離れたりしてるペアが1組。
その他、アピールしたり、しかとしたり等、複雑な人生模様を見せているオス、メスそれぞれの個体が10個体近く。こちらの個体は先のペア3組よりも身体が小さい。

こうした個体群がいくつかのサンゴの根を巡って、産卵行動にかかる活動を見せてくれます。

上の写真、中の写真のように、安定した身体の大きなペア2組が、さかんに産卵行動をしています。
各ペアが近づきすぎると、雄同士が互いに威嚇しあいます。

下の写真のようにくっついたり離れたりしているペアは、産卵したり、追いかけっこをしたり、交接をしたりと、コブシメランドを駆け巡っております。

1時間ぐらい眺めていてもまったく飽きない光景でした。

2011/04/10

サンゴの受難

Onioni

ここのところ石垣島はいい天気。
風も南に変わって夏場のエリアにバッチリのお天気。
超久しぶりに夏場に遊べるエリア、米原ビーチからビーチエントリーでダイビングをしてきたよ。

米原で潜るのは昨年の10月の豪雨の土砂災害の状況を把握するために潜った2010年11月14日以来。
さらにリーフエッジへ行くのは2010年6月18日以来。

エントリーしてまず感じたのは魚影が薄いな、ということ。
例年より水温が低いので、そのせいだといいのだけど。。。。。

インリーフ内の岸よりの部分は、土砂が降り積もったサンゴが多く、死んでしまった個体が多い。
また生きていても元気のある個体がとても減っているように見受けられた。

驚いたのがリーフエッジの礁斜面。

サンゴがほとんど失われ、以前はサンゴでデコボコしていた斜面が殆どまっ平らになってしまっている。
青、紫、黄色といったサンゴ独特の色もなくなってしまい、褐色の斜面が続いてる。

あっ、サンゴがある! と言って、ごくごく珍しく生き残っているサンゴに寄ってみると上の写真のとおり、オニヒトデに食べられているところ。
写真は1匹のアップだけど、このサンゴの裏にも数個体が張り付いている。

そう、米原ビーチの礁斜面はその多くがオニヒトデにやられてしまっているのであった。

壊滅的という表現は、時節柄あまり使いたくない言葉であるけれど、オニヒトデによる壊滅的な被害を米原ビーチのリーフエッジの礁斜面は受けていた。

今、八重山の漁協やダイビング協会、あるいはダイビング業者の自主的な取り組みで、オニヒトデ駆除に取り組んでいるのは知っていたし、実際、多くの場所がとてつもない被害を受けているという話はあちこちから聞いてはいたけど、ここまでとは思わなかったよ。

これからは南風の日が多くなると思うので、自分がフィールドに使っていた礁斜面の被害状況を近いうちにチェックし、報告したいと思います。

2011/04/03

潮が引いた海辺にて

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明日は新月の大潮。
春の大潮は昼間が大きく引くので浜辺で海草や貝などを採ったりするのに絶好の環境となります。
その日は「浜下り」という女性が浜で遊ぶ伝統行事の日でもあるのです。
今日はそんな潮加減と最高気温25度というお天気が相俟って、最高の浜遊びに適した状態に。
僕たちも愛犬ラフティとともに潮が引いて出現した広大な浅瀬に遊びに行ってきました。
「気持ちいいワン」と彼も申しておりました。

2011/04/01

初めてのお買い物・・・「VOICE」

中学1年生のときに初めてThe Beatles(ビートルズ)のアルバム「Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band(サージャント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)」を買って以来、古くはLPレコードを、20代の半ばくらいからはCDを随分と買ってきた。その数は売り払ってしまったものも多いので正確にはわからないけれど、おそらく数千枚に及ぶだろう。

その数十年にわたる購入履歴のなかで、わざわざ発売前から予約してアルバムを買うなんてことは1回もなかった。

なんかめんどくさいでしょ。

なのに、そんな私が生まれて初めてCDを発売前に予約し、購入してしまった。
3月16日に発売された上原ひろみの「VOICE」だ。

昨年の彼女のソロライブでのプレイに参ってしまったことに加えて、今回はピアノトリオで、そのメンバーがAnthony Jackson(アンソニージャクソン)(b)とSimon Phillips(サイモン・フィリップス)(ds)だという。
そのメンバーの意外性に惹かれて思わず柄でもないことをしてしまったのだ。

Anthony Jacksonは、唯一無二の素晴らしいベーシストで大いに興味をそそられるのだけれど、ドラムスがSimon Phillipsできたとは。
定石ではデニテェンとかの名前が浮かぶよなぁ。
Simon Phillipsは、幅広く活動している人とはいえ、ロック畑での活動が多いドラマーなので、ジャズ・フュージョンをメインとするドラマーとは随分と異なるテイストのサウンドになるのではないか。
と、興味深深だったのだ。

CDが来るまでは、上原ひろみのトリオアルバム「Spiral」、Anthony Jacksonがベースを勤めるSteve Khan(スティーブカーン)のライブアルバム「THE SUITCASE」及びSimon Phillipsがタイコを叩いているJeff Beck(ジェフベック)の「THERE&BACK」を聴いてイメージトレーニング。
うーん、どんなサウンドになるんだろう?

アルバムは日本の端っこ石垣島でも18日には届いた。

さそっく封を切りドキドキしながら聴いてみる。
こういう期待に胸を膨らませながらターンテーブルに盤をのっけるなんて凄い久しぶりな感覚。
なんか青春。。。

アルバムの内容はamazonにも好意的な評が多く寄せられているように、僕にとっても期待をはずさないよい出来のものでした。

トリオのメンバーはちょっと聴いただけでも誰のプレイだかわかるような個性的な面々なわけだけど、そのそれぞれの個性がぶつかりあいつつも、1つのサウンドにまとまっていることがまず喜ばしい。

Anthony Jacksonのぶっとくで、グルーブと歌心がマッチした絶妙なベースが音楽をしっかり支え、Simon Phillipsの手数とそしてバスドラの多いドラミングも音楽を躍動させるのに効いている。
そして上原節ともいえる彼女独特の作曲のセンスとプレイスタイルが充実していた。

ここ数年にわたる彼女のオリジナル・トリオ、オリジナルバンドのソニックブルーム、Chick Corea(チック・コリア)とのデュオ、ソロそしてStanly Clark(スタンリー・クラーク)のレジェンドでの活動等々で身に着けてきた様々な音楽性が、ギュッと詰め込まれたような密度の高い音楽表現だと感じた。

それは1曲目のVOICEから炸裂する。

ピアノとベースによる静かな前奏。
突如、左手で細かなパッセージを刻みながら、ピアノとベースがテーマを奏ではじめる。
テーマが展開しはじめ、それはいかにも上原らしい憂いを感じさせるもの。
また4拍子と3拍子の組み合わせを基本としつつブリッジで拍数がチェンジする細かいキメに富んだトリッキーなものであるところもいかにも上原らしい。

そこから急に4拍子と5拍子を組み合わせた印象的なベースラインにチェンジし、緊張感溢れる上原ひろみのアドリブに突入する。
このアドリブに入った時点で、既に聴いている側(つまり僕のことね)は音楽の世界にどっぷり引き込まれる。

上原のアドリブについで、ドラムのソロ。
バスドラがドコドコドコドコドコと蹴りまくられ実に痛快。
変拍子なのにそれを感じさせずにスムーズに流れるところも気持ちよい。

その後、4拍子と3拍子の組み合わせのテーマに収束し、いろいろ複雑なキメをきめつつ6分26秒の1曲目が終わるのだけれど、もうそれだけでお腹一杯といいたくなるような重量感溢れる始まり。

その後の曲も、充分にトリッキーでメロディアスで、細かくキメがきまり、まあ、とにかく緊張感が漲る。

その中で、唯一のソロ曲「HAZE」は、ドビュッシーのピアノの小品のような淡い美しい曲で、周りの楽曲群との差異もアルバム中のよいアクセントになっている。

そして最後にベートーベン・ピアノソナタ・第8番「悲壮」でアルバムの幕を閉じる。

この悲壮は、今までの楽曲群とは全く異なり、ブルージーに味付けしたリラックスしたアドリブが弾かれるもの。
全体的に緊張感漂った、ただごとではない出来事に遭遇したような気分になっている聴衆をほっとさせる楽曲だった。
「この曲を私が敬愛していた本田竹広が弾いたものを聴きたかったな、きっと似合うだろうな」なんて思いながら、僕も最後にリラックスしてアルバムを聴き終えることができた。

まあ、とにかく全体的に素晴らしい作品で、大いに気に入ったわけだど、もし1つ無理難題を言うとすれば、やっぱ、石垣島のような南国ではシリアスすぎる楽曲だよな、というところかしら。
基本的に都会的で北方系的とでもう言うのかな。
まあ、無いものねだりなんだけどね。

それにしても上原ひろみのここ数年間の活動の充実振りは凄いね。
その仕事量たるや半端ないし、質量ともに世界を代表するピアニストの一人になりつつあると言っていいんだろうね。
ますます目が離せないミュージシャンになってきたね。

久しぶりに同時代的にその活動を追いたいと思えるミュージシャンが現れたことがとても嬉しいtakeなのでした。


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